【要注意】トラック運送業の5年更新とは?必要書類・流れ・行政書士によるサポートまで解説

はじめに
トラックを使った運送業(一般貨物自動車運送事業)を営むには、国土交通省の許可が必要です。
そして、この許可は**「5年ごとに更新(事業の継続審査)」**が義務付けられています。
今回はこの「5年更新」の概要、必要書類、行政書士に依頼するメリットについて解説します。
1. トラック運送業の「5年更新」とは?
正式には「事業の継続に関する届出(5年ごとの更新審査)」と呼ばれます。
運送業の健全な運営を確保するため、5年ごとに以下の点を審査されます:
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事業の継続性
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遵法状況
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収支の安定性
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運行管理体制
この届出を怠ると、許可取り消しや営業停止など重大な処分に繋がるため注意が必要です。
2. 提出時期と提出先
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提出時期:許可日から5年ごとの許可月の前月から当月末まで
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提出先:管轄の運輸支局(地域によって異なります)
3. 5年更新に必要な書類一覧
書類名 | 備考 |
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事業報告書・実績報告書 | 年次報告書が適切に提出されているか確認されます |
直近3期分の決算書 | 経営の健全性を確認するため |
運行管理者の選任届 | 適切な配置がされているか |
車両台帳・運転者台帳 | 最新の情報で管理されているか |
安全管理規定 | 労働安全衛生の体制確認 |
車検証の写し | 使用車両の確認用 |
4. 行政書士に依頼するメリット
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書類の不備・漏れを防止
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過去の報告書との整合性チェック
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忙しい事業者の時間的負担を軽減
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最新の法改正に対応した書類作成
5. 更新審査における注意点
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過去の違反歴や監査記録が重視される
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決算書の赤字続きは要注意
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運行管理体制や安全教育が評価ポイント
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人員や設備が当初の許可内容と変わっている場合は要修正
まとめ
トラック運送業を継続するには、5年ごとの更新審査が避けて通れません。
適切な対応を怠ると、最悪の場合、事業が続けられなくなるリスクも。
煩雑な書類作成や法令チェックは、行政書士にお任せください。
安心・確実な更新をサポートいたします。