【保存版】ファイナンスとリースの登録の違いを徹底解説|所有者と使用者の名義はどうなる?
◆ ファイナンス登録とは?
「ファイナンス登録」とは、オートローンを利用して車を購入したときの登録形態です。
実際に車を利用するのは購入者ですが、ローン完済までは「所有権」がファイナンス会社にあります。
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車検証の所有者欄 → ファイナンス会社(信販会社・ディーラーローン会社)
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車検証の使用者欄 → 車を使う本人(購入者)
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完済後 → 所有権解除手続きを行い、所有者欄を購入者名義に変更可能
✅ ポイント:完済しないと売却・譲渡ができないケースが多い。
◆ リース登録とは?
「リース登録」とは、カーリース契約で車を利用する場合の登録形態です。
リース会社が所有者、契約者が使用者となります。
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車検証の所有者欄 → リース会社
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車検証の使用者欄 → リース契約者(個人や法人)
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契約満了時 → 基本は返却。ただしプランによっては買取・再リース可能
✅ ポイント:名義は最後までリース会社のまま。
◆ ファイナンス登録とリース登録の違い
項目 | ファイナンス登録 | リース登録 |
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所有者 | ファイナンス会社 | リース会社 |
使用者 | 購入者本人 | 契約者本人 |
名義変更 | ローン完済後に可能 | 契約中は不可(原則返却) |
車庫証明の書き方 | 所有者:ファイナンス会社 使用者:購入者 |
所有者:リース会社 使用者:契約者 |
契約終了後 | 所有権解除し完全に自分名義に | 車は返却(プランにより買取可) |
◆ 実務で注意すべき点
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車庫証明申請では「所有者欄」と「使用者欄」を間違えないように記入
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所有権解除にはファイナンス会社の印鑑証明書や譲渡証明書が必要
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リース車両は原則として改造・売却ができない
◆ まとめ
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ファイナンス登録:自分が使用者、ファイナンス会社が所有者 → 完済後は自分名義に変更可
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リース登録:リース会社が所有者、自分は使用者 → 契約満了後は返却が基本