車の登録でかかる「環境性能割」とは?対象・計算方法・免税条件を解説

環境性能割とは?
**環境性能割(かんきょうせいのうわり)**は、自動車を購入・登録するときにかかる税金で、
2019年10月の消費税率引き上げに伴い、旧「自動車取得税」に代わって導入されました。
この税は、車の燃費性能(環境性能)に応じて課税率が変わるのが特徴です。
より環境にやさしい車ほど税率が低く、一定の基準を満たせば免税になることもあります。
環境性能割がかかるタイミング
環境性能割は、次のようなタイミングで課税されます:
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自家用の新車登録時
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自家用の中古車購入時(名義変更含む)
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輸入車の新規登録時
※営業用車両(タクシー・トラックなど)は非課税対象です。
税率の目安(2025年4月時点)
環境性能(燃費基準) | 税率(普通車) |
---|---|
基準達成していない | 3.0% |
+10% 達成 | 2.0% |
+20% 達成 | 1.0% |
+30%以上達成 or 電動車等 | 0%(非課税) |
※軽自動車は上記よりやや低い水準です。
環境性能割が免税になる車とは?
以下のような車は、**非課税(0%)**になります:
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電気自動車(EV)
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プラグインハイブリッド車(PHV)
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燃料電池車(FCV)
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一部のハイブリッド車(燃費基準達成車)
車種やグレードにより異なるため、購入前に確認が必要です。
よくある質問(FAQ)
Q. 車の登録時に他にもかかる税金はある?
→ はい。自動車重量税、**自動車税(種別割)**などが併せてかかります。
Q. 軽自動車でも環境性能割はかかる?
→ はい。ただし、普通車より税率は低く設定されています。
Q. 中古車でもかかる?
→ はい。中古車でも、自家用で名義変更を伴う場合には課税されます。