友達から車を譲ってもらったときの名義変更手続きガイド【2025年版】

友達から車を譲ってもらった場合、ただ「ありがとう」と言って乗り始めるだけでは済まされません。**正式な名義変更(移転登録)**を行わなければ、税金や責任の所在が旧所有者(友人)のままになってしまい、トラブルになる可能性があります。
この記事では、行政書士目線で「個人間の車の譲渡」における正しい手続き方法、必要書類、費用の目安、注意点などを詳しく解説します。
名義変更(移転登録)とは?
名義変更とは、車の所有者を変更するための手続きのことです。譲渡人(友人)から譲受人(あなた)へ所有者が移るため、運輸支局(陸運局)での申請が必要です。
ナンバープレートの管轄が変更になる場合は、ナンバー交換と封印作業も伴います。
必要書類一覧
書類名 | 用意する人 | 備考 |
---|---|---|
車検証 | 譲渡人(友人) | 原本が必要 |
譲渡証明書 | 譲渡人(友人) | 実印押印 |
印鑑証明書 | 譲渡人(友人) | 3ヶ月以内のもの |
新所有者の住民票 | あなた(譲受人) | マイナンバー記載なし版 |
自動車保管場所証明書(車庫証明) | あなた | 警察署で取得 |
委任状(代行時) | 譲渡人・譲受人 | 行政書士に依頼する場合 |
自動車税申告書 | 現地で記入 | 陸運局で提出 |
手続きの流れ
- 車庫証明を取得(3〜5営業日)
- 書類をすべて揃える
- 運輸支局で名義変更申請
- ナンバープレート交換と封印(必要な場合)
- 自動車税の申告提出
注意点
- 印鑑証明書と譲渡証明書の住所が一致しているか要確認
- 未納の自動車税があると名義変更できないことがある
- 軽自動車と普通車で手続き内容が異なるので要注意
費用の目安(普通車の場合)
内容 | 金額 |
移転登録手数料 | 500円(印紙) |
ナンバープレート代(変更時) | 1,980円 |
車庫証明手数料(愛知県) | 2,300円 |
行政書士に依頼するメリット
行政書士に名義変更を依頼することで、以下のようなメリットがあります。
- ✅ 平日に時間が取れない人でも安心:運輸支局や警察署への訪問を代行
- ✅ 書類不備や手戻りを防げる:プロのチェックで一発申請が可能
- ✅ ナンバー変更・封印も対応可能:出張封印に対応できる行政書士も多数
- ✅ 法人車両や遠方からの譲渡にも柔軟対応
特に初めて手続きを行う方、遠方の友人から車を譲り受けた方には、行政書士への依頼が非常に便利です。