🛠 トラックの構造変更(荷台改造など)時の登録手続きとは?【2025年最新版】

はじめに
トラックを業務に合わせてカスタマイズ(荷台の架装や仕様変更)することは多いですが、**構造が変更される場合には「構造変更登録」**という正式な手続きが必要になります。
この記事では、どのような変更が対象になるのか、登録手続きの流れ、必要書類や注意点を行政書士の立場で詳しく解説します。
✅ 構造変更とは?
構造変更とは、登録されている車両の主要構造部に変更があった場合に行う登録手続きです。
次のような変更がある場合、構造変更登録が必要になります。
🔧 対象となる主な変更内容
項目 | 変更例 |
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長さ・幅・高さ | 荷台の延長や高さの増加 |
最大積載量 | 荷台補強による積載量の増加 |
車両総重量 | シャーシやパーツ変更による重量増加 |
用途変更 | ダンプ車→冷凍車などへの改造 |
乗車定員 | 作業用車両への改装で乗員数が変更された場合 |
📋 必要書類一覧
書類名 | 備考 |
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車検証 | 現在の登録内容確認用 |
自動車検査票 | 陸運局で当日取得 |
改造内容がわかる書類(構造変更図・改造証明書) | 架装業者から入手可 |
重量税納付書・自賠責保険証 | 車検と同時に更新される場合 |
使用者の印鑑(法人の場合は代表印) | 申請書に必要 |
🏢 手続きの流れ(構造変更)
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改造・架装の実施(専門業者に依頼)
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陸運局に予約・必要書類の準備
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構造変更検査の受検(構造や重量の確認)
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合格後、新しい車検証の交付
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ナンバー変更(条件により)
⚠️ 注意点
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無届けで構造変更すると「道路運送車両法違反」に該当
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構造変更後に継続車検を受けるときも要注意:未届けの変更は不合格に
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自動車税や重量税の金額が変動するケースも
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用途変更に該当する場合は別途申請が必要(例:自家用→事業用)
👨💼 行政書士に依頼するメリット
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改造証明・図面作成の確認代行
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申請書作成から検査予約まで一括対応
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法人名義・事業用車両の変更にも精通
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ナンバー変更や税申告までトータルサポート
✅ まとめ
トラックの構造変更は、便利で柔軟な運用を可能にしますが、その分、法的な手続きが複雑です。
安全・合法に改造トラックを運用するためにも、専門家と連携して正しい手続きを行うことが大切です。