【完全解説】軽自動車の中古車新規登録とは?必要書類・費用・手続きの流れを行政書士が解説!

はじめに
軽自動車の「中古車新規登録(通称:中古新規)」とは、一度登録を抹消した車両(抹消登録車)を再び公道で走れるようにする手続きです。主にオークション車両や長期間未使用だった軽自動車を購入した場合に必要となります。この記事では、中古新規登録の流れ、必要書類、費用の相場などを行政書士の視点からわかりやすく解説します。
1. 中古車新規登録とは?
「中古新規登録」は、過去に登録されたことのある軽自動車(=中古車)に対して、新たに登録手続きを行うことです。
以下のケースで必要となります:
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一時抹消登録された軽自動車を再使用する場合
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オークションなどで抹消済の軽自動車を落札した場合
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長期間未使用だった車両の再登録
2. 登録窓口:どこで手続きする?
手続きは**軽自動車検査協会(軽協)**で行います。登録する地域を管轄する事務所に出向く必要があります。
3. 中古新規登録の必要書類一覧
書類名 | 内容 |
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申請書(軽第1号様式) | 軽協窓口で入手可能 |
自動車検査証返納証明書 | 抹消時に発行されたもの |
譲渡証明書 | 前所有者が記入 |
使用者の住民票 | 登録者の現住所を証明するもの(発行3ヶ月以内) |
自賠責保険証明書 | 有効期間内のもの |
保安基準適合証 | 車検の合格証明(検査後に発行) |
軽自動車税申告書 | 税申告と同時に提出 |
4. 車検は必要?
中古新規登録には車検(継続検査)を受ける必要があります。
車検に合格すると「保安基準適合証」が発行され、それをもとに登録ができます。
5. 中古新規登録にかかる費用の目安
内容 | 金額(概算) |
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自賠責保険(25ヶ月) | 約19,730円(2025年現在) |
ナンバープレート代 | 約1,500円 |
車検費用 | 約30,000円〜(整備状況による) |
登録代行費(行政書士) | 5,000〜15,000円 |
6. 登録手続きの流れ
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必要書類を準備
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自賠責保険に加入
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軽自動車検査協会で車検を受ける
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保安基準適合証の交付
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書類提出・登録申請
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ナンバー交付・取り付け
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軽自動車税の申告
7. よくある質問(FAQ)
Q. 抹消証明書がない場合はどうすれば?
→ 基本的に再発行はできません。元所有者に連絡し、再取得の手配が必要です。
Q. 中古新規登録は平日しかできませんか?
→ はい。軽自動車検査協会は原則、平日(月〜金)9:00〜16:00までの対応です。
まとめ
中古車新規登録は、自動車の状態や書類の有無によって難易度が大きく変わります。確実にスムーズに進めたい場合は、行政書士など専門家に依頼するのが安心です。当事務所では中古新規登録の代行も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。