【プロが解説】軽自動車の変更登録とは?構造変更・用途変更などのポイントを解説!

はじめに
軽自動車を改造したり、事業用に用途を変更した場合は「変更登録」という手続きが必要になります。
この手続きを怠ると、車検が通らなかったり、違法改造扱いになる恐れもあるため注意が必要です。この記事では、変更登録の種類や手続き、必要書類、費用などを詳しく解説します。
1. 変更登録とは?
軽自動車の登録内容(構造・用途・寸法・乗車定員など)に変更があった場合に、軽自動車検査証の内容を更新する手続きです。
2. 変更登録が必要な主なケース
ケース | 内容 |
---|---|
車体寸法を変えた | タイヤ交換で高さが変わる、リフトアップなど |
定員を変更した | 後部座席の撤去など |
用途を変更した | 自家用→事業用への変更 |
車両の構造を変更した | 貨物車を乗用車に改造 など |
改造により重量・長さが変化 | キャンピングカー化など |
3. 手続きの期限
変更があった日から15日以内に手続きを行う必要があります。放置すると道路運送車両法違反に該当することがあります。
4. 必要書類一覧(構造・用途変更の場合)
書類名 | 内容 |
---|---|
軽自動車届出済証(車検証) | 登録情報を変更するためのベース |
自動車検査証記入申請書 | 軽協にて入手可能 |
改造箇所の写真・図面 | 構造変更内容の証明用 |
使用の本拠を証する書面 | 公共料金の領収書など(変更があれば) |
自賠責保険証明書 | 有効期間内のもの |
印鑑 | 認印で可(法人は代表者印) |
5. 登録場所・流れ
変更登録は**軽自動車検査協会(軽協)**で行います。
流れ:
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必要書類を準備
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軽自動車検査協会で検査・確認
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書類提出・審査
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新しい車検証の交付
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必要に応じてナンバー変更
6. 費用の目安
項目 | 金額 |
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登録手数料 | 無料(軽自動車の場合) |
車両検査費用(構造変更検査) | 約1,800円 |
図面作成や写真撮影費 | 必要に応じて |
行政書士代行費用 | 8,000〜15,000円前後 |
7. よくある質問(FAQ)
Q. 小さな改造でも変更登録は必要?
→ 高さ・長さ・重量などが一定の範囲を超える場合は必要です。
Q. 事業用に変えたら何が変わる?
→ ナンバーが**黒ナンバー(営業用)**になります。保険や税金も変わるため注意。
Q. DIYで改造した場合でも変更登録できますか?
→ はい。ただし、安全基準に適合している必要があり、検査に通る必要があります。
まとめ
軽自動車の変更登録は、構造変更や用途変更をした際に必要な重要な手続きです。内容により検査や証明書が必要になるため、専門知識が求められます。
当事務所では、構造変更・用途変更に関する変更登録も代行しておりますので、お気軽にご相談ください