【ディーラー・販売業者向け】「商品車登録」とは?必要書類・手続きの流れ・注意点を行政書士が解説!
1. 商品車登録とは?
「商品車登録」とは、自動車販売業者(ディーラー・中古車販売店など)が販売を目的として保有している車両を登録することです。
この登録を行うことで、ナンバー付きで試乗車として利用したり、在庫管理を正確に行ったりすることが可能になります。
2. 商品車登録の目的とメリット
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試乗車として使用する際に必要
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名義変更前の在庫車両の管理に便利
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一時抹消済車両を再登録して商品化できる
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自動車保険の加入・車両管理がスムーズになる
3. 商品車登録と抹消登録の違い
| 登録種別 | 説明 |
|---|---|
| 商品車登録 | 販売目的でナンバー付きの車を一時的に保有 |
| 一時抹消登録 | 使用を停止し、自動車税課税を止めるための抹消手続き |
| 永久抹消登録 | 車を解体したときに行う最終的な抹消登録 |
4. 商品車登録の必要書類
| 書類名 | 内容 |
|---|---|
| 車検証 | 再登録する場合は旧車検証が必要 |
| 委任状 | 販売会社が申請する場合 |
| 譲渡証明書 | 前使用者からのもの |
| 自動車保管場所証明書(車庫証明) | 普通車の場合必要(軽は不要) |
| 申請書(OCR1号様式) | 陸運局で取得可能 |
| 自動車取得税・重量税申告書 | 新規登録時に必要 |
| 手数料納付書 | 印紙を貼付 |
5. 商品車登録の流れ
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必要書類の準備
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陸運局で申請(予約制のところもあり)
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自動車税の申告・納付
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新しい車検証とナンバープレートを取得
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封印(普通車の場合)
6. 商品車登録にかかる費用
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登録手数料:数百円程度(印紙代)
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ナンバープレート代:1,500円前後
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重量税:車両重量と初度登録年数によって異なる
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行政書士報酬:5,000円〜15,000円程度(依頼する場合)
7. 商品車登録の注意点
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名義は販売会社の名前で登録されます
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車庫証明が必要になるため、自社車庫の証明が取れるか確認
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登録後は、自動車税・保険料の対象となる
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ナンバー付き車両なので、公道走行には自賠責保険が必須
8. 行政書士に依頼するメリット
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登録業務のアウトソーシングで業務効率アップ
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窓口への出向・書類作成を全て代行
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登録ミスや書類不備のリスクを最小限に
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複数台の同時登録も一括対応可能
✅ まとめ
商品車登録は、自動車販売業者にとって必要不可欠な管理手続きです。スムーズな登録と正確な書類作成のためには、行政書士への依頼を活用するのも効果的です。登録業務の負担を軽減して、営業活動に集中しましょう。





